輻射式冷暖房装置エコウィン

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輻射式冷暖房エコウィンのメリット・デメリット間違った認識とは

2019/08/23

輻射式冷暖房エコウィンのメリットとデメリット・間違った認識とは?

輻射式冷暖房システムは大きく分けて2種類あります

次世代の冷暖房システムとして、住宅から体育館などの大型施設まで、今注目を集めている輻射式冷暖房システムですが、大きく分けて冷温水タイプとハイブリッドタイプの2種類があります。

1)冷温水タイプとは、水(不凍液)を熱源チラーユニットで暖めたり冷したりしたものを、輻射パネルの配管に流すというものです。
体育館や大規模施設など、大空間に適しています。
エコウィンをはじめ数社が製造していますが、中には樹脂パイプなどに冷温水を流すだけで、輻射熱効果が殆ど無い対流式空調タイプのものがありますので、注意が必要です。

2)ハイブリッドタイプとは、エアコンの冷媒ガスを輻射パネルの配管に流すというもので、エコファクトリー社が数年前に開発し特許取得したエコウィンハイブリッドのみとなります。
エアコンを併用するため、輻射式空調のデメリットである立ち上がりに時間がかかる部分をカバーできます。
一般住宅や小~中規模施設に適しています。

 

輻射式冷暖房は冷房能力が弱い?

輻射式冷暖房システムは冷房能力が弱いと言われることがありますが、それは基本的な熱負荷計算が間違っていて、そもそも能力不足の状態の場合です。

設置する施設の使用状況に応じた熱負荷計算を正確に算出して、その結果に応じた設備設計を行えば、冷房の効きが悪くなることはありません。

 

 

輻射式冷暖房でも換気をすれば、一般的なエアコンと同じで効率が悪い?

一般的なエアコンは空気を暖めたり冷したりして温度調節を行っているので、換気をすれば折角暖めたり冷したりした空気が入れ替わり、再度エアコンがフル稼働で温度調節を行うので、非常に効率が悪く使用電力が上がってしまいます。


一方、輻射式冷暖房は空気ではなく、床・壁・天井・家具・人などの物体を直接温めたり冷したりするので、換気で一時的に空気が入れ替わったとしても、部屋自体が温まったり冷えたりしているので、急激な温度変化はしにくくなっています。入れ替わった空気も部屋全体で温度調整をカバーするので、短時間で元の設定温度に復帰します。

最近エコファクトリー社よりリリースされた、エコウィンエアユニットを併用すれば、その少しのロスもすることなく、24時間換気が可能となります。

エコウィンエアユニットの詳細はこちら >> ecowin air-Unit(エコウィン エアユニット)換気システム

 

 

オイルヒータと同じで電気代がかなりかかるのでは?

オイルヒーターは、熱源として電熱ヒーターを使用していますので、使用電力が大きくて電気代がかなりかかってしまいます。

エコウィンハイブリッドは、熱源としてエアコンの冷媒ガスを2次利用しているので、新たな電力を必要とせず輻射冷暖房の効果で、エアコン自体の消費電力も約30~50%削減できますので、24時間空調でも非常にローコストで快適な空調が可能となります。

 

 

輻射式パネルはメーカーによって価格のばらつきがかなりあるのは何故?

前述のハイブリッドタイプはエコウィンしかありませんので、比較対象も当然ないのですが、冷温水タイプは数社が製造していますので、その違いについてご説明させていただきます。

1)エコウィンパネル

設置場所の状況に応じて数タイプあり、基本的に輻射熱の効果が最大限になるようにアルミ合金の放熱フィンの配列を設定していますので、パネル面積当たりの冷暖房能力が、他社の物と比較してかなり高くなっています。

2)鉄製フィンタイプ

放熱フィンが設置面に対して直角に配列されていて、放射熱の効果は小さくなりますので、主に空気の対流で冷暖房空調を行うものと判断できます。パネル面積当たりの冷暖房能力が小さいので、パネルの設置台数が多く必要となります。

3)樹脂パイプタイプ

放熱部が丸いパイプ状の樹脂で出来ており、放射熱の効果は殆ど無いと考えられますので、空気の対流で冷暖房を行うものとなります。
主に住宅などの小規模施設向けとなり、パネル面積当たりの冷暖房能力は小さくなります。


※一部メーカーでは、壁面等に専用の塗装(セラミックなど)が必要というところもあるようですが、他のメーカーでは全く必要ではないということをご留意ください。

 

パネル当たりの冷暖房能力が重要

以上の事より単純なパネル価格の比較ではなく、パネル面積当たりの冷暖房能力がどのくらいあるかが重要であることは言うまでもありません。

パネルの冷暖房能力は「kW」で表されており、kW当たりの単価(単位価格)を比較して選択されることをお勧めいたします。