赤ちゃんは体温調整機能が未発達で、自分自身で体温をコントロールすることが難しい状況です。
言葉がしゃべれませんので、「暑い」「寒い」ということが出来ません。
赤ちゃんが発するサインを見落とさないように空調を行うことが必要になります。
空調とは室温だけではなく、湿度も快適な範囲におさめることが大事です。
赤ちゃんにとって快適な室温って何℃?
赤ちゃんの快適な室温は夏は25〜28℃、冬は19〜23℃程度が適温といわれています。
エアコンのリモコンの温度設定で合わせるのではなく、実際に温・湿度計で室内の温度・湿度を確認するようにしましょう。
また、室温は適温であっても、直射日光が当たる窓際やエアコンの風当たりによっては感じ方が変わりますので注意が必要です。
直射日光や風が直接当たらないようにして、室温計で確かめながら、赤ちゃんの様子を見て確認・調節するようにしてください。
関連記事: 睡眠の質と室温の関係とは
赤ちゃんの暑い・寒いのサインって?
赤ちゃんは自分で体温調節をしたり、「寒い」「暑い」と言葉で伝えることができません。
赤ちゃんが寒い・暑いときには泣いておかあさんに伝えますが、出来ればその前に赤ちゃんのサインに気づいてあげたいですよね。
実際赤ちゃんのどんなサインで、暑い・寒いが分かるのかのポイントをお伝えします。
- 寒い時のサインは?
赤ちゃんは手足が冷たいからといって寒がっているかどうかわかりません。
体幹が冷えていないかどうかをチェックすることが大事です。
体幹とは、お腹や背中、太ももなどの部分で、触ってみてひんやり冷たい時には赤ちゃんの体が冷えているサインです。
エアコンの温度調節をしたり、タオルケットなどで調節したりするようにしてください。
また、エアコンの風が直接身体に当たらないように、風向きも調整してください。
- 暑い時のサインは?
寒いよりも暑いときの方が分かりやすいです。
体幹部分が火照って熱かったり、体の一部分が汗ばんでたり、ぐずったりしているときは、赤ちゃんが暑いことをおかあさんに伝えているサインだと思ってください。
ただ赤ちゃんは思っているよりも体温も高いことがあるので、あまり厚着させてもいけません。
カーディガンなどの薄手の衣類で調節がしやすい服装がおすすめです。
また、暑いときにはのぼせることもあるため、水分補給もしっかりすることも大切です。
睡眠中もエアコンはつけてても大丈夫なの?
睡眠中にエアコンをつけていても赤ちゃんに影響はないのでしょうか?
最近は夏は暑い日が続き、大人でも暑くて目が覚めてしまうこともがよくあります。
赤ちゃんも大人と同じで、暑すぎると寝苦しかったり、熱中症になったりする可能性がありますので注意が必要です。
室温が25~28℃が適温なので、それを目安にエアコンをつけるようにしてください。
それと同時に赤ちゃんの体感温度などもチェックするようにしてみてください。
睡眠中は赤ちゃんも体温が下がるため、エアコンを少し高めに設定するようにした方が良いと思います。
冬は逆に、体が冷えすぎるとなかなか寝付けない、目が覚めてしまうことがあると思います。
室温が20~23℃になるように設定してあげて、あたたかい布団などで調節しながら快適に眠れるような環境にしてあげましょう。
あと冬場は特に乾燥にも注意が必要です。加湿器を使って部屋の湿度を50~60%に保つようにしてください。
赤ちゃんにとって最適な湿度はどのくらい?
一般的に快適な湿度は一年を通して40%~60%と言われてますが、赤ちゃんの場合はお肌が乾燥しやすいので50%~60%が良いと言われてます。
空気が乾燥しすぎると、ウイルスが繁殖しやすく感染症の危険がありますので注意が必要です。
赤ちゃんのお肌は大人と比べて非常にデリケートで乾燥しやすいので、加湿は必須です。
加湿器を使用して適度な湿度に保ってあげましょう。
温湿度計を赤ちゃんのそばに置いて
注意して欲しいのがエアコンの設定温度通りに室内の温度が保たれるわけではないということです。
温度・湿度を常にチェックできるよう、温度・湿度計を置くようにしましょう。
温度や湿度をはかるときには、赤ちゃんのそばに温度・湿度計を置くということが大事です。
棚の上や部屋の隅っこ、窓際などと赤ちゃんのいる場所は空間は同じでも高さや位置によって温度や湿度はかなり違ってきますので、赤ちゃんが過ごしやすい環境をつくるためには必ず赤ちゃんのそばに温度・湿度計を置いてください。
そして、温度・湿度が適当であっても赤ちゃんによっては快適さが違いますので、赤ちゃんの様子をしっかり観察しながら調節してしてあげることが大切です。
おすすめの空調システム、輻射式空調エコウィンってどんなもの?
赤ちゃんにとって快適な空調(室温・湿度)について色々と書いてきましたが、どんな冷暖房空調システムが良いのかというご質問をよくいただくことがあります。
一口に冷暖房空調システムと言ってもいろんなタイプがあります。
- 全館空調
- エアコン
- 床暖房
- 蓄熱暖房
- 温水暖房
- 24時間換気システム
- 輻射式冷暖房システム
それぞれの特長(メリット・デメリット)についてはまた別途お話したいと思いますが、今回赤ちゃんにとっての快適な空調システムとして特にお勧めしたいのが、輻射式冷暖房システムです。
輻射式冷暖房システムとは、輻射パネルの放射板を温めたり冷したりして、輻射熱(遠赤外線)を放出または吸熱することで、壁・床・天井・家具・人体などの物体を直接温めたり冷したりする仕組みです。
特長としては、エアコンの風が届かない部屋の隅々まで温度・湿度のムラなく、快適な環境を作れるというところです。
これは赤ちゃんにとって非常に適した空調システムと言えると思います。
輻射式冷暖房システムには大きく分けて、冷温水式と冷媒ガス方式(ハイブリッド式)の二つです。
冷温水式は、輻射パネルを温めたり冷やしたりするために、水を利用するタイプで以前からあったものです。
冷媒ガス方式(ハイブリッド式)はエコファクトリー社が独自に開発した全く新しいシステムで、エアコンの冷媒ガスを利用して輻射パネルを温めたり冷やしたりする画期的なシステムで、冷温水式に比べると導入コスト(イニシャルコスト)が約1/3~1/4というコストパフォーマンスに非常に優れたものです。
弊社ではこの冷媒ガス方式(ハイブリッド式)を採用した『ecowinエコウィンハイブリッド』を新築・既築を問わずご提案から設置施工まで一貫して行っております。
『輻射式冷暖房システムecowinエコウィンハイブリッド』の特長については下のリンクボタンよりご確認ください。