輻射式冷暖房装置エコウィン

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エコウィンエアと全熱交換器の違いとは?

2021/03/24

換気システムにはいろいろありますが、一般的には第3種換気と呼ばれるもので、換気扇等の機械によって強制的に排気のみを行い、給気は自然給気で行う換気システムです。

この場合、冬は冷たい外気が入り、夏は湿っぽい不快な外気を取り込むという課題があります。

それを回避するために考えられたのが全熱交換器というシステムになります。
 

 

全熱交換器のメリットとデメリット

メリット

全熱交換換気システムは、換気を機械で強制的におこなう24時間換気システムで、次のような効果が期待できます。

・結露や二酸化炭素濃度の上昇を防ぐ

・シックハウス症候群の予防

・カビ・ダニを抑制

・汚染された外気をフィルタリングできる

 

全熱交換で換気をすれば、外気による熱損失も、単純計算で従来の1割程度まで下げられます。
結果的に換気にともなう冷暖房熱のロスが抑えられるので、省エネにつながります。

 

デメリット

全熱交換換気システムの主なデメリットは、

・初期費用(設備コスト)が高い

・設備の性能に依存する

・住宅の性能に影響を受ける

全熱交換換気システムは「第1種換気」であり、換気の仕方としては一番複雑となります。
初期イニシャル費用(設備コスト)が高くなるだけでなく、
定期メンテナンス(フィルターの掃除や交換など)が
必要でランニングコストも大きくなるので、
何より経済性を最優先する方にはあまり向いてないと思われます。

また、次のようなことが起きることも考えられます。

・換気ダクト内にホコリがたまる

・換気ダクト内に結露が生じてカビやダニが発生する

 

さらに全熱交換換気システムは湿気とともにニオイを室内に戻してしまいますので、
トイレの近くやペットなどを飼われているなどには適していません。

エコウィンエアのメリットとデメリット

メリット

全熱交換換気システムのメリットで上げた、

・結露や二酸化炭素濃度の上昇を防ぐ

・シックハウス症候群の予防

・カビ・ダニを抑制

・汚染された外気をフィルタリングできる

等のほかに次のようなメリットがあります。

・新築のみならず既存建築にも簡単に後付けで設置が可能

・既存のエアコンを熱源として利用することで、ローコストで外気処理を実現

・ダクトレスで簡単施工が可能

・無電源、無動力で耐久性が高く壊れにくい

 

デメリット

・エアコンを動力源としているので、外気処理には必ずエアコンを稼働する必要がある

ということくらいしかありません。

まとめ

人が一生の間に摂取(体内に摂り入れる)するものの中で、
最も重量比が大きいものは空気です。その中でも特に室内の空気が殆どだと言えます。
その大事な空気が汚染されていると、人間の健康に影響を及ぼす可能性が
高くなることは言うまでもありません。
これからは空気の質も、水や食物のように気をつかうことが
重要なことだということがお分かりいただけたと思います。

全熱交換換気またはエコウィンエアどちらも24時間換気システムということになりますが、
どちらを導入されたとしてもメリットもデメリットもあります。
しかし現在の高性能住宅の室内の空気を常にきれいな状態に保ってくれることは間違いありません。

当然ながら良いことばかりアピールする会社は注意すべきだと思いますし、
設置の際は、弱点もしっかり解説してくれるような信頼できる会社、
施工ノウハウと実績が豊富な会社に依頼することをおすすめします。