リフォームにおける簡易な全館空調の可能性(月間リフォーム5月号掲載)
一般社団法人 輻射式冷暖房普及促進協会 会長
東京都市大学 名誉教授
坊垣和明博士
快適な環境とは、空気温度と放射(輻射)温度の差がない空間です。
エコウィンハイブリッドは、その輻射冷暖房空間を簡単に作ることが出来る優れた輻射冷暖房機器です。
快適で健康な暮らしと家計にやさしい省エネ性を実現します。
全ての世帯に輻射冷暖房を!
出稿:東京都市大学 名誉教授 坊垣和明博士
建築業界誌の「月間リフォーム 5月号」に輻射式冷暖房エコウィンの有効性記事が掲載されました。
(以下、記事抜粋)
1)はじめに
わが国には5000万戸といわれる大量の住宅ストックがあるが、どの大半は断熱性能に乏しい住宅である。
(中略)
二酸化炭素排出量削減の観点から、これらの低性能住宅の断熱改修は不可欠である。2030年に26%減、2050年には80%減の目標が掲げられているが、既存住宅の改善なくして達成は不可能である。
(中略)
2)空調システムとリフォーム対応
ここで取り上げるのは、エアコン冷媒熱を活用した簡易な放射(以下、輻射という)冷暖房システムである。
従来方式の暖冷房設備(例えばエアコン)に比べて大幅な効率改善(省エネ)を図ることができるだけでなく、輻射熱による均質な環境が付加されることで、居住者の快適性・健康性向上に寄与する新しい改修方式になりうるものである。
図1は、冷房時における冷媒の流れを示すシステム図であるが、室内機からの戻りの途中にパネル(輻射式冷暖房エコウィンハイブリッド)が設置され、直膨式の輻射冷房装置となるものである。
3)戸建て住宅での性能検証概要
(本文省略:下のダウンロードバナーから全文読めます)
4)まとめ
(前略)
冷房時、暖房時ともに、1~2階の2台同時運転によって全館均一な熱・湿気環境が形成できることを示したが、冷房時には2階のエアコンのみ、暖房時には1階のエアコンのみによる単独運転でも十分な環境形成が可能であるとともに、2台運転と比べて大幅な電力削減となることが確認できた。
(後略)
記事出典:月間リフォーム5月号