そもそも輻射式冷暖房とは?エアコンとの違いをやさしく解説
「エアコンの風が苦手…」「部屋全体がなかなか暖まらない」そんな悩みを持つ方に注目されているのが、輻射式冷暖房(ふくしゃしきれいだんぼう)です。まだあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、実は省エネ・快適性の面で非常に優れた空調方式として、住宅や公共施設などで導入が進んでいます。
この記事では、輻射式冷暖房とは何か? そして従来のエアコン(対流式)との違いについて、わかりやすく解説します。
輻射式冷暖房とは?
輻射式冷暖房とは、パネルなどの面から出る「熱線(遠赤外線)」によって、空気を介さずに人や物を直接あたためたり冷やしたりする空調方式です。わかりやすい例で言えば、冬に日なたにいるとポカポカと暖かく感じるのも「輻射熱」によるものです。
逆に、夏にトンネルの中に入るとひんやり感じるのも、壁面に体の熱が奪われる「輻射冷却」が起きているからです。
このように、輻射は空気を直接動かさずに快適な温度を実現する点が、従来の冷暖房と大きく異なります。
エアコン(対流式)との違いとは?
私たちが普段使っているエアコンは、「対流式」に分類されます。室内の空気を吸い込み、冷やしたり暖めたりした空気を風として再び吹き出す仕組みです。これにより室温を調整しますが、いくつかのデメリットもあります。
エアコン(対流式)の課題
- 風が直接当たって不快に感じる(ドラフト感)
- 空気の流れにムラが生じやすく、温度差ができる
- 埃や花粉を巻き上げやすく、アレルギーの原因に
- 風切り音が気になる
一方、輻射式冷暖房はこれらの問題をクリアします。
輻射式冷暖房のメリット
- 風がないため快適で静か
- 部屋全体をムラなく暖める・冷やす
- 空気をかき乱さないのでホコリが舞いにくい
- 乾燥しにくく、肌や喉にも優しい
まさに「自然な快適さ」を提供してくれる空調方式なのです。
輻射式冷暖房の仕組みと代表的な製品「ecowin」
中でも注目されているのが、エアコンと輻射パネルを組み合わせたハイブリッド型空調システム「エコウィンハイブリッド」です。一般的なエアコンの冷媒ガスの作用を活用しながら、その冷暖房効果を風ではなく「輻射パネル」を通じてやわらかく伝える仕組みになっています。エアコン自体は弱風運転で、風の不快感や音を抑えつつ、より自然な快適空間を作り出すのが特長です。
「エコウィンハイブリッド」は、以下のような特徴を持っています
- 輻射パネルによる静音・無風運転
- 通常のエアコンより最大34%の省エネ効果(※早稲田大学の実証データより)
- 軽量なアルミ製で施工が簡単、リフォームにも対応
- 銅管採用で腐食に強く、長寿命
学校・体育館・保育園・福祉施設・オフィスなど、風や音に敏感な空間で多く採用されており、快適性とコスト削減の両立を実現しています。
今後ますます注目される空調方式
近年では、カーボンニュートラルや健康・快適性への関心の高まりを背景に、輻射式冷暖房のニーズが拡大しています。特に、電気代高騰やウイルス対策を考えると、風を使わない空調は非常に理にかなった選択と言えるでしょう。
「エアコンの風が苦手…」「子どもや高齢者がいる空間をもっと快適にしたい」そんな方には、輻射式冷暖房ecowinの導入をぜひ検討してみてください。
おわりに
輻射式冷暖房は、まだ一般的なエアコンほどの認知はないかもしれませんが、快適・静か・省エネ・健康的という多くのメリットを持つ、新しい冷暖房の選択肢です。
私たちは、ecowinの正規販売代理店として、導入のご相談から設置、アフターサポートまで丁寧に対応しております。
「もっと詳しく知りたい」「導入を検討したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。